口から元気にモヘンジョダロ

ナラティヴ・アプローチと銘打った自分語り

2019年このKPOPが救ってくれました

2019年、久しぶりにブログを書こうと思いました。ブログというか備忘録ですけども。
私にとっての2019年、環境の変化もすごかったし、自分の言語化できなかったモヤモヤイライラ病と初めて自分で向き合った年としてとってもエポックメイキングでした。その年に私が何に救われたか、これからも他人との約束を忘れ、ありとあらゆる重要書類やものをなくし、ある日突然やる気を失うであろう未来の私のための備忘録です。
まあ


一息で言ってこれですけども

というわけで去年辺りからK-POPアイドルに救われ続けている日々です。毎日救われるアイドルが変わります。
まあせめて一ヶ月ごとぐらいに曲を振り返ってみようね。

 

1月

Sunrise / GFRIEND│原点


[MV] GFRIEND(여자친구) _ Sunrise(해야)

 

先述の通り、K-POP自体には昨年からふれていました。フォロワーがちょうどBTSを聞き始めていることもあって、「よっしゃフォロワーのすなる防弾少年団なるものを我も聞いてみんとす」とYoutubeを開いたのです。
次にYouTubeを閉じたとき、私はヨジャチングに落ちていました。

お前は何を言っているんだ(画像略)

そのフォロワーから「何で斜め右方向にはまってるの?」と冷静に言われたのはいい思い出です。私も説明できない。
そのときに繰り返し聞いていたのがTime for the moon night(夜)だったのですが、


[MV] GFRIEND(여자친구) _ Time for the moon night(밤)


なんというか、このころのヨチンちゃんのコンセプト……最高なんだよな……。ゼロ年代をリアちゃんとして携帯サイト全盛期をかけぬけたオタクのみなさんにわかってほしい。このコンセプト、キラキラしたなかの特大明朝フォントタイトルみたいな切なさなんですよね……。一息で言ってしまえば、深夜に放送される魔法少女アニメOPみたいな危うさをもった可愛さ。もちろん清純アイドルとしてのヨジャチングも、夏のヨジャチングも好きなんですけど、私にとっての“親”はこのパムのヨチンちゃんです。

 

そのヨチンが2019年1月、夜のコンセプトの続きとして引っさげてきたのがSunriseでした。
泣いた。
ゼロ年代離別厨携帯ポエムサイト管理人の魂が救われた気がした。
夜明けでありながら出会わない太陽も、物憂げなメンバーの表情も、どことなく不穏な雰囲気を残して終わるメロディも、今聞いても魂が浄化されていく気しかしない。
個人的に「初めてカムバの告知というものを認知した」のもこのSunriseだったので、Teaserが追加されていく初めての楽しみを味わせてくれたのもSunriseということになります。


最初にユジュちゃん(メインボーカル)のサビを聞いたとき美しい涙こぼれちゃったもんな世界平和ですよ
ゼロ年代オタクあるある:最初のくだりが長ったらしい上に大げさ

 


2月

虚無

 

一転虚無月間だったのでちょっと記憶にないです。誰も責めないし誰も気にしないソシャゲばっかりやっていました。ソシャゲも人を救うよ。


3月

Pinky Star / GWSN│アイドルって可愛いんだよな(気づき)


[MV] GWSN(공원소녀) _ Pinky Star (RUN)

 

私よりちょっと先にKPOPを聞き始めていた友人から公園少女ちゃんを教えてもらって最初に聞いた曲。か、かわええ……。可愛さに打ちひしがれるってこういうことを言うんだなという感じ。
公園少女ちゃんもデビューしてから第三集までのコンセプトがちょっと不思議で好き。それでいてガチイケメンのミヤちゃん、ミステリアス美女だけど笑顔が可愛いソソちゃんがいるところ、この二人の国際色がいい具合にサラダボウルで好きです。


ただ私はミンジュちゃんの顔が狂おしいくらい好き。

 

 

4月

Violeta / IZ*ONE|ところでM-netは今何してんの?


IZ*ONE (아이즈원) - 비올레타 (Violeta) MV

 

3月の公園少女を教えてもらった友人がいっとう最初に教えてくれたのがアイズワンでした。Violetaもピコピコ音がかわいい。ウンビ姉さんの強さとちょっとすっとぼけたところが好き。
ところでM-netは今何してんの?

 


5月〜6月

虚無(リプライズ)

 

5月にちょうど生まれてはじめて就職して、したはいいものの初っ端からパワハラ未遂を受けていたのでちょっと記憶にないです(リプライズ)。強いて言うなら毎日鬼束ちひろの月光を聞いて泣きながらポテチと唐揚げ棒を食べていました。


鬼束ちひろ - 月光
鬼束ちひろと揚げ物はストレスに効く

 

私に対するパワハラはある日突然終わりましたが、その代わり一緒に働いているパートさんに向かった上に結局そのパートさんは辞めました。アイムクソ無能。この腐敗した職場に就職した……

 


7月

All Night / ASTRO|その日、世界が一変する


ASTRO 아스트로 - All Night(전화해) M/V

 

きっと生まれてはじめての逃げようのないパワハラ未遂を受けたことによって私のちっぽけな脳は限界に達したのでしょう。
令和元年、とうとう救われることになりました。


K-POP男性アイドルといえばBTSしか知らず、しかもどちらかといえば彼らが作ったBT21のほうが好きで、ナムジュンさんとRMさんは当初別人だと思っており、Dance Practiceではジンさんとジョングクさんの違いが「どっちも顔が抜群にいい」と分からず(今思い返すとこの違いが分からなかったのめちゃめちゃ面白い)の私を救ったAll Night。

 

きっかけはこの曲でした。


BTS (방탄소년단) 'All Night' (feat. Juice WRLD) Official MV


いやこの曲も名曲なんですけど。今聞いてもこのAll Nightしか勝たんが?となりますけど。


まあ端的に言うと
①フォロワーに勧められてBTS WORLDというアプリをインストールする
②(トンチキ主人公に振り回されるなか)アプリ内でかかる一曲がめちゃめちゃカッコイイと騒ぐ
③フォロワーにAll Nightということを教えてもらう
Youtubeでたくさん聞く
⑤憂慮したYoutube、「これも聞いたらどう…?」と(ここまで被害妄想)、おすすめ欄にASTROのAll Nightを出してきたので何の気なしに聞く

救われる

end.


なんですが。あれです。やっぱり同名曲はこういう奇跡の出会いを生むのでどんどんやってほしいしYoutubeサブスクリプションサービスはどんどん私の情報を勝手に分析してほしいです(リテラシーの低下を表す文章)

何でこんな転げ落ちるようにASTROを好きになったか、私もあんまり言語化できない気はします。でもあのときAll Nightを聞いて、おすすめ動画に出てくる他の曲を聞いているあのとき。爽やかに画面の中で歌い踊る彼らは、私にとっての救世主でした。


8月

HIT / SEVENTEEN│その日、運命と出会う。


[M/V] SEVENTEEN(세븐틴) - HIT

 

その次の月に13人のアイドルグループにハマるとは思わんじゃん。私も思う。
BTS WORLDを勧めてくれたすべての原点のフォロワーに日本コンサートのブルーレイを見せてもらったのがいけない(よかった)と思うんですよね。やっぱり動いていきいきと歌って踊るアイドルは最高じゃん。
そのあとついうっかり活動期間だったのも原因ですよね。前月のASTROは1月カムバ曲だったので新たな供給はなかったのもあったので。SNS開けるたびに何かしらの動画や写真がバンバン上がる世界。最高。


[COVER] 승관 - Love poem (원곡 : 아이유)
ちなみにセブンティーンはスングァンくんを見ていると幸せの形とはそこにあるのだといつも思います。クリスマスイブに熱を出して体調不良になった私はこれを聞いて一人暮らしの部屋でほろほろ泣きました。


9月

Tag Tag Tag / Verivery│このMVを超える怖さはない(断言)


VERIVERY - Tag Tag Tag MV

 

フォロワーの率直な感想
①「なんで知らない若いアイドルにハマってるの?」
MVが怖い
③めちゃ怖い怖い怖いなんてものを貼ったの

私もそう思う。でも曲めっちゃいいんですよね。ニュージャックスウィングの何を知っているわけでもない私でも「ええやん!」ってなる。
VERIVERYは実はこのあとASTROとあわせて初めてファンイベントに参加しちゃうくらいに「ハァ〜曲もええ! 動画もええ! メンバーのわちゃわちゃ感もええ! 勢いがええ!」のハッピー増し増し定食です。この勢いを様々な形で見せてくれる彼らが今年デビューと聞いてひっくり返りました。勢いあるなそりゃ
でもMVは怖い。考察してる人たちすごいと思うよ。私にしちゃただただめちゃめちゃ怖いもん。

 

なお最近のフォロワーの感想
「マンネが2003lineとか犯罪じゃん」
否定できない。

 

10月

Why / ONF│またMVがちょっとよくわからない


온앤오프 (ONF) - Why (MV)

 

実は2019年いちばんよかったアルバムを挙げろと言われるとこのオネノプの曲が入ってるアルバムなんですよね。


온앤오프 (ONF) 4th Mini Album [GO LIVE] Highlight Medley


ハイライトメドレーとして聞いても多様。純粋にひとつひとつも好きだし、通して聞くとひとつの作品として充実しちゃう。休日の早朝に聞くと元気が出る(ただし私の場合休日の朝というのは寝ているものなのでなかなか叶わない)
オネノプは「曲」も好きですが、「アルバム」として聞きたいグループかもしれません。まだなかなか他のアルバムも聞けていないので楽しみです。
ただ、やはり。「あと1年早く聞いてればよかったな」とオネノプの曲を聴くたびに思います。
オネノプ以外にたくさんのアイドルを聞いていて「日替わり定食か何か?」とフォロワーに聞かれていたこの月、「アイドルは脱退するかもしれない存在である」ということを思い知らされたのもあって思い出深い月です。11月につづく。


11月

Follow / MONSTA X│華麗チャンチャカお耽美


MONSTA X 몬스타엑스 'FOLLOW' MV

 

まあこれ知ったの10月27日なんですけどたくさん聞いてたのはやっぱり11月なので11月のイメージが強い。フォロロロロロロロ!フォロロロロロロロ!チャンチャカリズムが好きなので聞くたび元気になれます。MONSTA Xはキヒョンさんの突き抜ける声が好きだし純粋にうまくて聞くたびにびっくりするし好きになっちゃう。


あとひたすら…ひたすらミニョクさんのお顔が…好き…

 

まあ10月31日に「せめて1ヶ月早く聞いてればよかったな」と先ほどの1か月前より切実なことを思うとは思わなかったんだけどな。

 

このことについては後ほど。

 

ところで


ASTRO 아스트로 - Blue Flame M/V


11月中旬にカムバしてくれたASTROのBlue FlameのMJさん、何度見ても何度聞いても美女と野獣の美女説浮かぶところないですか?私の中では通説となっているんですが・・・
ASTROの今回のアルバムもMONSTA Xの今回のアルバムも好きな曲ばっかで困っちゃう!

 

 

12月

12月も何だかんだいろいろあったんですが(ベリベリのイベントでライブか?ってくらいパフォーマンスしてくれて「これが…まるごと好きってこと…」となったり、
モネクの曲しか勝たんのでは?とオンシミを聞いたり、
改めてMAMA名古屋パフォーマンスを見てBTSの圧倒的存在感に打たれたり)
今これを書いているときに何を聞こうかな、と思って選んだのがやっぱりこれだったので。


[MV] GFRIEND - Fallin' Light (天使の梯子)


ヨジャチングの日本オリジナル曲のコンセプト、私が好きになったコンセプト寄りの気がするので耳に馴染みやすいのかもしれない。やっぱり魔法少女アニメしか勝たん!(結論)

 

 

 

以下お気持ち長文です。

 

結局私は彼ら/彼女に救われてからどうなったのか

救われたと思った7月からの3ヶ月後のことです。
あっ私ずっと救われてたいんだなと薄々気づき始めました。
「もういないだれか」の残像を感じてしまうファンの思いを想像しそうになるオネノプの曲巡りもなかなかしんどかったですけども。
MONSTA Xの騒動をめぐるあれこれで、「今まさにいなくなってしまったばかりの彼」の存在が、私ですら痛々しいほど残って見えてしまうステージに「あっこういう気持ち…」と少しだけ絶望したのは忘れません。さみしい。ほんとにさみしい。好きになってから3日の時点でえぐられた私もまだ痛みが残っているので況やファンの方の気持ちをや、という感じですが。

 

ちょうど11月にASTROのファンパーティがあって、7月の気が狂った私がうっかり一般で申し込んだものが当たったので不安ながらも楽しみだったり、その直後のカムバも決まってドキドキワクワクしてたら


こんなことが起きて、(そしていつ帰ってくるかもわからず)(2月のファンパーティーは不参加でリリイベ握手はあって〜!? ファンはどうなっちゃうの〜!?!?)いろいろと考えさせられました。
11月に悩みながらも見たファンパーティ自体はとっても楽しかったんです。楽しかったんですが、「6人」だったところにある「5人」、ひとり空いた穴って思った以上にインパクトって大きくて泣きそうになる。

 

アイドルを消費させてもらっている立場として、大前提とするものに「良き消費者であれ」を掲げるはもちろんのことです。しかし、それでも出発点として彼らの存在に「救われた」という私がいる以上、「私を救ってくれ」という理不尽な思いは消えない。
とくに11月からアイドルの体調不良が次々に発表され、GetWellSoonタグが飛び交うようになりました。アイドルの健康を願い、休養してくれと願うファンを見ながら「でも、おそらく最初に『彼が見られなくて死ぬほどショック』と思う私がいるのを否定はできないな」と暗い気持ちでした。いや〜〜〜〜どうしようもなく理不尽だな〜〜〜〜。
上半期に虚無を抱えて救われたと思っていたら彼らにもまた虚無があったかもしれないことに恐れおののく下半期でした。とんだ宗教に足を突っ込んでしまったものである。

 

でも曲を聞くたびに救われることは確かだし、今のところはぎりぎり踏みとどまりながら良き消費者であるラインを探していこうと思う次第です。

 

 


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この2019年11月22日の私のツイート後ろ2つ、2020年に叶ってくれてもいいんだよ芸能界〜〜〜!!!!!!(一番最初のくだり、スングァンくんがコンサートで言ってるのをライビュの会場で聞いてひとりで泣いちゃった)